多くのシステムエンジニアが目指すプロジェクトマネージャ

システム開発プロジェクトの船頭

プロジェクトマネージャはシステム開発プロジェクトの現場リーダーとしての役割と責任を担います。納期までにプロジェクトを成功へ導くために、開発計画を立て、メンバーをアサインし、人・物・予算など、プロジェクト遂行に必要となるリソースを管理するのが主な仕事となります。クライアントとの折衝・調整もプロジェクトマネージャの仕事です。
システム開発プロジェクトが成功するか失敗するかは、プロジェクトマネージャ腕次第と言われる、重要なポジションです。

マネジメント能力が不可欠

開発プロジェクトを無事に成功させるためには、メンバーを管理し、スケジュールとタスクを管理し、さらに、予算も管理しなければなりません。納期までに、仕様通りの成果物を完成させるために、常に先を見越しながらプロジェクト全体を動かす力が必要なのです。技術的なスキルだけが高くてもプロジェクトマネージャの仕事は勤まりません。

責任重大、やりがいもひとしお！

プロジェクトの責任者というポジションのため、プレッシャーも背負う責任も重大ですが、その分やりがいも大きい仕事です。自分ひとりの力ではなく、リーダーとしてプロジェクトチーム全体の力でひとつのプロジェクトを成し遂げたときには、言葉に表せないほどの達成感を感じられることでしょう。システムの完成までには幾多の苦難を乗り越えることになりますが、苦難を乗り越えたからこその達成感でもあるのです。

プロジェクトマネージャの資質

プロジェクトマネージャというポジションに向いているのは、プロジェクトのリーダーとして、チーム全体の力を引き出せる人です。メンバー個々の個性や特性をしっかりと見抜き、それぞれの能力を最大限活かすことが大切です。さらに、トラブル対応力にも長けていなければなりません。トラブル対応力とは、トラブル発生時の判断力もさることながら、起こりうるトラブルを事前にできる限り想定する力も含みます。リスクヘッジ意識の低いプロジェクトマネージャにあたると、プログラマやシステムエンジニアはデスマーチに追いやられる羽目になります。