システムエンジニアのための資格情報！学校での勉強は不要
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経験豊富なシステムエンジニアほど、今さら資格なんて不要だと考えるかもしれません。筆者自身もその１人でした。しかし、その豊富な経験に裏付けられたスキルの高さを端的に証明するツールとして資格は有効です。資格の勉強と実践的な知識には多少のずれがあるため、資格取得のための勉強が必要にはなりますが、学校に通うほどのことはありません。独学でも十分に取得可能です。転職、独立など、キャリアアップのタイミングに資格が力を発揮します。資格を持っていればフリーエンジニアとして案件を獲得する上でも役に立ちます。
システムエンジニアにとって資格とは、自分自身のレベルを客観的に証明できる便利なツールです。スキルが高くてもそのスキルの高さをどう表現するかは非常に難しいところです。資格は、実務経歴と実績だけでは表現しきれない部分をすんなりと埋めてくれます。転職はもちろん、フリーエンジニアとして案件を獲得する上でも資格の有無で得をしたり損をしたりすることがあるのは事実です。一生懸命勉強して資格だけを取得しても、実務スキルが伴わない場合は、後々自分自身の首をしめることになりますので覚悟が必要です。
我々エンジニアが企業向けに開発するシステムは、そのクライアントの経営に何らかの貢献をしてはじめて意味を成します。現場システムエンジニアとして奔走していると気付きにくいことですが、常にその視点を持って業務にあたることで見えるものが変わってきます。ITストラテジスト試験は情報処理技術者試験の中でも最高峰といわれる難関資格で、平成26年の合格率実績は僅か15％です。上級職を目指すシステムエンジニアならチャレンジしがいのある資格です。取得できれば自信にもつながる資格と言えるでしょう。
若手システムエンジニアは、システムエンジニアとして一流になること、できるシステムエンジニアになることを目標にしている人も少なくないと思います。若手のうちに、「できるシステムエンジニア」とはどんなエンジニアなのか、その理想像を具体的に思い描いておくことが大切です。時代の変化に伴ってシステムエンジニアからのキャリアパスも多様化しています。目指す先を明確に描くことで、身につけるべきスキルが見え、今目指すべき資格が何かもわかってきますよ。
IT業界でもっともメジャーな資格と言えば、IPA（情報処理推進機構）が運営する国家資格、情報処理技術者試験です。情報処理技術者試験は、入門レベルから超上級レベルまで、難易度にあわせて大きく４つのレベルに分けられています。レベル１のITパスポート試験は技術者向けではなく、どちらかといえばユーザー向けの試験となります。ITシステムのプロであるシステムエンジニアとしてまず最初に狙いたいのはレベル３に相当する応用情報技術者試験です。
